ぱんこの日記

ていねいなくらしのために、ゆらゆら書きます。

これをするな、は返ってくる

いやー、目から鱗でした。

人になにかを禁止したら、自分もそれをできなくなるってことに、ついこないだ気づいたのです。

たとえば、会社で業務時間中に、ことあるごとにお菓子を食べている人がいるとします。

こちらからしたら、大した迷惑ではないんだけれど、なんか気になる。

だって仕事中だもん。

そんなボリボリ食べられると、気が散るわけです。

だってわたしだって食べたいもん。

ここで、「ちょっと、お菓子食べるの控えたほうがいいんじゃないですか?」

といったとします。

たったそのひとことで、そんなひとことを言ったがために、

今度は自分がふとお菓子を食べたくなっても、食べられなくなるわけです。

だって、その人にはその行為を非としたのだから。

そりゃそうです。

これは、なにもお菓子に限ったことではないし、会社に限ったことではありません。

どんなことでもそう。

家族に、ちょっとパンツでうろつくのやめてくれない?

と言ったら、自分もパンツでうろつけなくなる。(まぁ、うろつかないけど)

お風呂は寝る前に入ってよね、と言ったら、自分も疲れてそのまま布団に入ることはできなくなる。

こんな感じに、すべてがすべて、そうなっちゃうわけです。

もし、人に禁止をしたのに、それを自分もやったとしたら、それはもうただの我がままなやつでしかない。

でもでもでもでも、いままで私、これやっちゃってたんですよねー。

今更ですけど、それに気がついて。

それからは、なにかを否定しようとしたときに、はて待てよ。

これ、言ってしまったら(思ってしまったら)、自分もできなるなるよな、と思い返すようにしました。

すると、少し、前よりも穏やかにいられるようになったようです。

否定ばかりしていると、それを心の中でいつのまにか増長させてしまうこともあるのですが、

このように考えるともはや否定自体をしなくなるので、負のスパイラルに苦しむこともなくなります。

あぁ、なるほどね。

これは、なかなかいい考え方かもしれません。