ひとり旅だからこそ
初めてのひとり旅行。
ずっとしてみたいと思っていたけれど、根っからのさみしがりやの私はそんな決意をすることはできませんでした。
いつかしてみたい、してみたい、と思いつつもそれはまるで本当に叶えたいと思っているかわからないような夢の夢のまた夢の、夢物語だったのです。
このたび会社から長期休暇をいただけることになり、きっとこれがチャンスなのかもしれないと思いたち、エイっと、ウィーンに行くことに決めました。
初めてのひとり旅で、英語もままらず、ウィーンがあるオーストリアの母国語はドイツ語です。
もちろん、ドイツ語なんて見たことも聞いたこともありません。
「よくそんなハードル高いところにしたね」という声もいただきましたが、
全くその通り。
なんとかなるでしょ、とそう言われたときにはあまりその無謀さに気づいておりませんでした。
しかし、ウィーン空港に着くないなや、いや成田空港のチェックインカウンターで西洋人に囲まれた時から、冷や汗垂らし続けることになりました。
いやー、緊張する。
いやはや、どうなることやら。