ぱんこの日記

ていねいなくらしのために、ゆらゆら書きます。

憧れの彼女に捧げる曲

「恵さん、コンクールに出てみない?」
有賀先生が、優しく微笑む。
この一言を、どれだけ待ち望んでいたことか。
私はずっと、コンクールに出たかった。
出てみたかった。
それは、1つ年上の朋代ちゃんを追いかけるため。
いや、追い越すため。
そのために、友達と遊ぶこともせず、部活も途中でやめ、ピアノに専念してきた。
毎日2時間ピアノと向き合った。
朋代ちゃんみたいに、なりたい。
彼女みたいに、私もコンクールに出たい。
ピアノを練習する目的は、それ以外になかった。
だから、有賀先生のその一言は、私を一気に舞い上がらせた。
「出たいです!」
私が出場することになったのは、「埼玉ピアノコンクール」の中学生部門。
中学2年生のときのことだ。

 

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(かなりこっぱずかしい話ですが、もしよかったら読んでください)