一回やすみ
「一回休み」
人生ゲームやトランプゲームで、それになると「負け」に一歩近くようで、なかなか喜べなかった。
自分だけ「おきざり」にされて、他の友達がコマを進める。
なんという孤独感と焦燥感。
待って、といっても誰も待ってはくれない。
そりゃ、当たり前だ。
誰しも、先にゴールしたいし、上がって勝ちたいのだから。
なのに、私はその「一回休み」をしようと思っている。
そのうちに、周りのひとはどんどん先に進むだろう。
きっとどんどん書く力を身につけて、どんどん面白い記事を書いていくだろう。
けれど、私は今日で終了した「プロゼミ」を、これで一度お休みすることにした。
あれだけ、楽しい楽しい、と騒いでいたのに?
あ、いつものように飽きたんだね、また辞めるんだね、と思われるかもしれない。
どう思われるかはわからないけれど、飽きたわけではない。
そして、辞めるわけでもない。
この3ヶ月間のプロゼミで、前回の3ヶ月に比べると、課題の提出率もあがったし、ウェブに掲載してもらえる率もあがった。
すくなからず、少しは成長できた、と思える。
けれど、自分に足りない力が、よくわかった3ヶ月だった。
自分が人に伝えたいことは、なんなのか。
自分はこの先、どうゆう形で書いていきたいのか。
まったく明確になっていなかった。
ただただ、書きたいこと、書いておきたいことを、書いた。
けれど、それがなんになるのだろう。
たしかに、書くことで、「私は」満足だった。
心の中にあることをカタチにすることで、すっきりしていたから。
けれどこれって、ただの自己満足じゃないか、自慢なんじゃないか、と思うようになった。
他の人に、読んでよかった、って思ってもらえるような文章ではないのではないか。
まったく自信がなかった。
その理由は明らかで、自分のスタンスが定まっていないからにほかならない。
書くことは好きなのに、書くネタがなくて、じゃあフィクションを書くかと思えど、まるで妄想力がない。
要は、書くことが「ない」。
なくなってしまった。
なくても書けるくらいでないと、このまま高いお月謝を払うのがもったいない。
だから、「一回休み」をすることにした。
その休んでいる間に、今自分に足りないことを補強する。
だから、これで終わりではないし、自分なりに書くレベルを上げていこうと思う。
一回休み、をどうやって楽しもうか。
それが、今、楽しみだ。