ぱんこの日記

ていねいなくらしのために、ゆらゆら書きます。

父の言葉は、人生の道しるべ

「頑張らなくていい」

父は、そう言った。
私が社会人になって1年経ったか経たないかくらいの時のことだ。
慣れない営業の仕事に毎日奔走し、どんなに頑張っても成果がほとんど出ない日々だった。
とてもじゃないが順調とは言えない、それまで味わったことのないくらい苦しい毎日。
正直、突破口がなかなか見つからず、途方に暮れていた。
そんな私に、父はこう続けた。
「その代わり、精一杯やりなさい」
はて、一体どういう意味なんだ?
理解力に乏しい私には、まるで意味が分からなかった。
だって、「頑張らなくていい」のに「精一杯やれ」って、矛盾してないか?
「頑張る」と「精一杯やる」は、ほぼイコールでしょ?

 国立大学の理系学部を卒業して、会社で技術職を務める父は、いつも言うことが何かと難しいのだ。
いつもだったら「あぁ、また始まった」と軽く受け流していただろう。
けれどこの時は、違った。

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